ひさびさの まち塾サロン2月号 を 去る2月21日(金)の夕方から開催いたしました。
当日の講師(おしゃべり場)役をひきうけていただいたのは、
環境省 松江自然保護官事務所 自然保護官 鈴木祥之さんと、同自然保護官補佐でアクティブレンジャーの 太田嘉和さん。
テーマは「ラムサール条約登録地ってホントはすごいこと!!」という話でして、ラムサール条約登録地になりました、松江の宍道湖や中海などがどんなにすごいのか!! ということを ちょっとした裏話も含めて(笑)お話いただきました。
お二人の経歴だけを見ますと、なんだかとんでもなくすごそうで堅そうな方(?)のような印象を受けますが、実際は真逆!!
(いや、お持ちの専門知識はまちがいなくすごいんですけど!)
とても、面白く、わかりやすく、丁寧に、ときどき笑いも含めて、お話いただきました。
環境省松江自然保護官事務所の 鈴木さんと太田さん お二人とも、専門的でありながら、とっても面白く、わかりやすく、宍道湖や中海のすごさなどを語っていただきました。
Q.ラムサール条約登録地ってどういうことなのか??
→世界の渡り鳥にとって大変に貴重な場所である。宍道湖には4万羽余りの渡り鳥が毎年飛来して羽を休めているし、そこがもしもなくなったら意外と結構大変なんだ。
Q.ラムサール上条約登録地ってどこでもなれるのか??
→自然豊かである以上に、いろいろと前提条件があるのです。それをすべて満たしてはじめて登録地となりますし、そこには、人間の日常生活とも折り合いがついていないといけないのです。
Q.渡り鳥っていつ、どこから、どんな鳥たちがやってきているの??
→毎年4万羽以上が宍道湖に来ています。多くはシベリアなどから。しかも、少なからずは宍道湖を途中の休憩地としていて、冬の時期はさらに南に飛来していくのだとか。種類はたくさんなのですが、とりわけ宍道湖はキンクロハジロ、中海はホオハジロが多いのです!
なんてことのお話がたくさん!他にもたくさん!!
鈴木さんは、自然保護官として全国の事務所を(それこそ北海道から沖縄まで)渡り歩いてこられていますし、太田さんは、宍道湖のスペシャリストとして、それこそ毎日宍道湖の渡り鳥たちを観察研究されておられますから、情報盛りだくさん!!
当日は、いつものように ちょっとしたお酒や軽食なんかもみんなで飲み食いしながら和気あいあい。話の途中で参加者の皆様方から、いろいおな質問なんかも飛び出したりして、それに「裏話」などでお返しいただいたりして、とても和やかに楽しい時間となりました。
個人的には、あまりに日常的過ぎて、ふとすると気づかずに通り過ぎてしまう宍道湖や中海。ラムサール条約登録は知っていたけど、渡り鳥が来ていることも知っていたけど、その詳細は全然知らなくて、渡り鳥も「十把一絡」だったので、目からうろこ情報満載で楽しかったです。
気がつけば、あっというまの終了時間となりました。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。楽しんでいただけていれば幸いです。
お話いただいたお二人からは、参加者の方にと、こんな貴重なパンフをお土産にいただきました(^^
ご覧になりたい方は、ぜひまち塾事務局へ!!
さて、次回は、3月26日(水)午後6時半~を予定しております。
次回のしゃべり場役は、鈴木織恵さん
古代史ご専門で、島根県庁の「神々の国しまね実行委員会」に所属されており、 県内各地で講演をなさっておられる方です。
詳細は後日またご案内させていただきますが、まち塾サロンらしく「わかりやすく、ゆるく、たのしく、和気あいあい」をモットーにした会を予定しておりますので、ご興味のある方は、ご注目くださいませ。