【まちコレのご紹介】松江の水辺は渡り鳥の国際空港~まつえ水鳥観察まちあるき~(たくさんのお申込みありがとうございました)

明けましておめでとうございます。

お正月も終わり、今は昨年12月に引っ越してきた新しい事務所で、暖房設備が十分に整わない中、着込んで仕事をしています。源泉税関係の法定調書などを作成しているのですが、こういうことが苦手なのか、悪戦苦闘しております。 ・・・なんかさっきから鼻水が出てきています。実に寒いです。 
 
さて、法定調書の作成もあるのですが、私は今、まちコレの準備もしています。「えっ? こんな時期に?! 」と言われてしまいそうですね。私が企画しているプログラムは厳寒の2月に開催予定です。秋のまちコレ番外編、という位置づけになっていますが、もう冬のまちコレだと思っています。
冬にまちを歩いて一体何を見るのか? といいますと、街中の水辺で見られる水鳥をご紹介しようと思っています。前年秋から冬にかけてユーラシア大陸北部から宍道湖・中海に渡ってきたカモを始めとする渡り鳥たち。彼らは、2~3月頃になると街中の水辺にも入ってきます。 プログラムタイトルは名づけて『松江の水辺は渡り鳥の国際空港~まつえ水鳥観察まちあるき~』です。厳寒にも関わらず、満員のお申し込みをいただきました。お申し込みをいただいた皆さま、ありがとうございます。一からの企画するのが初めて、且つ自然相手ということがあって、もう今からドキドキしていますが渡り鳥の魅力を知ってもらえるよう火星人は頑張ります!
 
さて、なぜ『国際空港』なのか? といいますと、渡り鳥たちが国境を越えて何千キロにも及ぶ旅をしてくるからです。体ひとつでやってくるそのパワーは本当に人知の及ばない神秘だと思います。しかし、彼らだって出発地から目的地まで一気に飛べるわけではありません。 旅の途中には食べ物を得て休息を取る中継地が絶対不可欠となってきます。 いくつかの中継地を経由し、最後に越冬や繁殖のための目的地に至るのです。渡りのルート上にあるこれらの中継地や越冬・繁殖の目的地は、全て渡り鳥の『国際空港』なのです。
ハクチョウやガンカモ類などの水鳥にとって、これらの『国際空港』とは湿地地帯であり、国際空港として重要な湿地はラムサール条約という世界的な条約によって守られています。ご存知の方も多いと思いますが、 宍道湖と中海はラムサール条約登録地です。中海は世界で1551番目の、宍道湖は1556番目の登録地になるそうです。
 
 渡り鳥たちは私たちの身近に気にもとめられないくらい何気なく生活していますが、よく見ると種類もしぐさも多様で個性的です。どんな鳥が見られるのか気になる方は添付のチラシ裏面を御覧ください。当日見られるであろう(見られるカモ?)水鳥たちのシルエットクイズがあります。参加してくださる方はぜひ実物をみていただき、そうでない方も街の水辺付近を歩く途中に探してみていただければと思います♪
当日は、頼もしい助っ人として松江自然保護官事務所のレンジャー&アクティブレンジャー、野鳥の会の方も来られるので、ラムサール条約や水鳥の生態についての詳しい話も聞けると思います。お楽しみに。
 
さて、次回は実施報告ができるといいな。
 
 131222まちコレチラシ 番外編 表(色つき)

(チラシ表:松江の街の地図を覆う大きな鳥の影がナスカの地上絵みたいです。)

(チラシ裏:水鳥クイズ  答えが分かったらぜひ教えてください。)
(このチラシは「まちコレ」を始め、今まで数多くのまち塾イベントチラシを手がけたN画伯に作成していただきました♪)
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