松江城築城(約400年前)の時、近隣の農村からたくさんの人が集まり「町」を形成していったと云われています。
古い地図によると、現在の 松江しんじ湖温泉駅から北側は、広い畑地となっています。
百姓町の入り口は、道路が狭くなっています。
これは、かつての中原大火(1937年 / 昭和12) の時に境となった痕跡からだそうです。
その百姓町の入り口に民家を活用した和菓子「一春庵」さん。
老舗和菓子店の製造に携わっていたご主人が、定年後に自宅で開業されました。
お店の名前「一春庵」は、ご主人の名前 佐藤一春さんから採られたそうです。
家庭的な、こじんまりとしたお店です。
「一春庵」からしばらく行くと
「正覚寺(しょうかくじ)」に着きます。
ここの山門入口には、松江藩6代藩主松平宗衍(むねのぶ) 当時の著名な力士と、その養弟子の墓があります。
次に、小泉八雲の怪談「水あめを買う女」で有名な「大雄寺」があります。
四百年の歴史と伝統のある「中原・百姓町界隈」を、歩いてみませんか。