年末年始とお休みをいただいておりました、まち塾サロン。
満を持して(笑)、2015年2月より season2 開催いたしました!
そのまず第一弾は、自然の話!2月最終金曜日 27日に開催!
島根は全国でも指折りの自然豊かな環境。
県内都心部である松江であっても、宍道湖や中海が接し、そしてその多くの部分が、重要な渡り鳥の飛来地に位置づけられるラムサール条約指定地という、まこと稀有な環境なのですね。
そんな豊かな自然環境を、もっともっと楽しむために、お話をお伺いしました。
今回のしゃべり手は、自然観察指導員をされている、野崎研さん。
野崎さん、島根のあちこちで自然観察ガイドウォークのガイドをされておられる、自然観察の達人。
なにより、野崎さんご自身、大の!大の大の!! 鳥好きさんで、できれば鳥と結婚したかった!! と豪語される方(笑)。
昨年のまちコレ 渡り鳥観察会で、ガイドをされる野崎さんの図。 ガイドの達人です!
サロンでは、ガイドうウォークに参加されるお客様に、いかに興味をもってもらうか?楽しんでもらうかのノウハウを 数多くのガイドのご経験に基づいてお話いただきました。
題して「自然観察48手~ガイドウォークあれこれ~」
48手ってね。いや、そんなに技があるものなのですか?? と聞いていたら、そこは達人。参加者の方の興味を惹く心細やかな手法の数々です。
当日のサロンも、まずは、参加者全員をグループ分けして、気持ちが傾く実験から(笑)。
参加者をですね、4つのグループに分けて、そのグループごとにとある同じ写真を3枚。
その写真をみながら、それぞれが思いついたことを書き連ねていって、その書き連ねた内容をグループの中で見せ合って、そしてその写真に関しての、「テーマ」を定める!そしてそのテーマをグループ単位で発表しあう!! という実験(^^
実験に使用した3枚の写真。当日はこの3枚の写真から、一つの「テーマ」を創ることをしました。なかなか難しいのです。
ここで書いていても、なかなかその臨場感をお伝えすることができないのがやきもきなのですが、そんな参加型をすると、なんにしたって、写真内容に集中するし、気持ちがぐぐんと入っていっちゃうわけですね(^^;
一緒にいる参加者の方との一体感もとれてしまうという。
なるほど、そんなやり方で、参加者の興味と一体感をつくるんだ! ということを感じた次第だったのです。
聞き入る参加者の図
これって自然観察だけでなく、いろいろな場面で、活用できるなってちょっと感じたりしておりました。
その他、たとえば
・「自然のからくりを参加者に興味深くみてもらうには、刈り取ってみせるのではなく、そこにある状態に顔を近づけること」
・「説明の内容は、単なる事実ではなく、ストーリーをもたせよう!」
・「ハプニングを活用しよう!」
・「最後のまとめが大事」
とまぁ、ほんとに様々な場面で活用できそうなネタが満載でした。
その後、ガイドウォークのコツから、島根県内で、みるべき巨木はどれだ!? という話になり、やはり八雲のスダジイでしょ、いやいやほかにもたくさんあるよね。ってな話がとびかい(^^。
巨木の紹介もありました。たくさんあるんです。
そして、そんな話がひととおり落ち着いたところで、やっぱり話題は鳥の生態の話(笑)。
たとえば、渡り鳥って、日本からシベリアなどに渡るときってどこで休んでいるのか??とか、参加者の方からは質問がいくつかあったり。
ちなみに、渡り鳥は日本海はその日のうちに飛びきります(@@)。なので、休憩は 大陸についてからなんだそう。
えぇ~~ そんな高い能力をもっているのですか!?渡り鳥たちというのは!?
また、この近辺にわたってきている渡り鳥たちにとって、美保関エリアというのはとても重要なんだそうで、つまり、ここいらの渡り鳥がシベリアとか帰っていくのに、美保関灯台上空付近を必ず通るんだそうです。
なので、灯台近辺は渡り鳥の大集合場所だったりするんだそうです。
知らなかったんですよねぇ。そんなルートが松江にあるなんて。
鳥の羽の標本を持ってきていただいた野崎さん。他にもたくさんの資料をお持ちいただきました。
自然の話に盛り上がっていたところで、今回のサロンもお開きの時間となったのでした。
今回のサロンは、遠く大田市や平田のほうからおいでいただいた方もおられたり、久方ぶりに遊びに来ていただいた方、初めてお越しいただいた方、常連の方!などなどご参加いただいた方も多岐にわたっておりました。本当にありがとうございます。
復活第一弾で、アイドリングチックな段取り部分もありましたが(笑)、どうかご容赦くださいませ(笑)。
次回は、4月初旬に開催予定です。 中国に行ってきた若者から、それを紹介してもらう予定。
お時間、ご興味ある方、ぜひお立ち寄りくださいませ~