【まち塾サロン報告】2017.9月号その2「建築家を語る。建築家と語る」開催ご報告

今回も急こしらえの案内看板(笑)。すっきりとしたたたずまいです。

 

9月23日(土)のお昼さがり。まち塾サロン2017、9月号その2を開催いたしました。
9月8日に開催した、まち塾サロン2017、9月号その1「出雲の中世時代」に引き続いてのサロン(当日の様子はコチラから)。
つい先月まで音沙汰なしだったのに、やるとなったら急に連続して開催するという(笑)、この不定期さは、ハンパありません!すみません!!
しかも、サロンとしては極めて珍しい、土曜日のお昼下がりでの開催。
どれほどお客さんお越しいただけるか、不安だったのですが、ふたを開けてみれば、20名超の大にぎわい!
主催者びっくらぽん! でした(古い?笑)


さて、今回のしゃべり手は、島根県内を中心にご活躍されている新進気鋭の建築家 安井裕之さん
広島・松江で設計事務所で修行された後に、5年前に独立。住宅等を中心に建築設計を積み重ねておられます。

まずは、安井さんの自己紹介と仕事に対する姿勢とをお話いただきました。
続いて、建築の文化向上に向けての思いを、そしてそれらを織り交ぜた、ご自身の住宅設計の事例を紹介いただきました。


まち塾事務局が超満員!! お越しいただきましたお客様。狭くてすみません^^;

安井さん 普段はあまりお話や、また、設計された住宅の完成見学会(通常オープンハウス という)はほっとんどされないのだそうです。
これは安井さんの設計に対する姿勢の一環で、使われる前の住宅は、まだ完成ではなくて、ほんとは、実際にお住いになられてはじめて完成するのが家なのだと。でも、それは、なかなかお見せできるわけではないから、結果として見学会はされないのだそうです。 なるほど。
また、設計に対する安井さんの姿勢で自分が感じたのは、ひとえに「家を創ることに関わる多くの方々といかにフラットな関係を創り上げるか。」にすごく尽力されているなぁと感じました。
建築家という立場、現場監督という立場、はたまた職人さんという立場、極めればお施主さんという立場、その他たくさんの方のだれもが全員フラットな関係で、家を創り上げていく、そんな姿を目指しておられました。


安井さんの自己紹介文字のごく一部。設計に対する姿勢の一環です。

好きな風景では、周りの景観に、力むことなく溶け込んでいる建物。だれが創ったのか?などの主張はない、佇んでいる建物への愛着を紹介いただきました。
また、事例では、古い住宅の改修の様子などを紹介いただきました。


古い住宅の改修設計その1


古い住宅の改修設計その2 このキッチンで、施主とかなり話し込んだという裏話も(^^

お話が一段落つくかつかないかのうちに、(もちろんサロンなので、随時ヨコヤリは入るのですが)参加の方からいろんな質問などがありました。
実は、参加者の中には、安井さんに住宅を設計していただいた方もおられまして、その時の話も聞いたりして。
安井さんのことを建築家とは知らずに出会って、安井さんの人柄に惚れて家の相談をしたら、実は建築家だったということでした(笑)。安井さん、本当に建築が大好きで、まっすぐで、今日のお話どおりだと再確認されておられました。
また、学生さんや、設計事務所に勤務してすぐの方、はたまた同じように建築設計に関わっておられる方などから、質問や意見や、それぞれの建築への思いなどが各々語られて、土曜日の昼下がりとしては熱のこもったサロンなのでした(^^


参加の方からの質問や意見に、真正面から応える安井さん。ごまかしがないのです!

サロンが終わったのちも、参加者同士で意見交換、情報交換。あいかわらず、最後までワイワイのサロンでした!

そして! めったに見学会をされない安井さんのめったにない見学会のご案内がありました!!!


サロンでもご紹介いただいた改修住宅の見学会です。
10月1日~10月9日 11:00~17:00
出雲市平田町721(吾郷屋)
参加者も興味津々の様子で聞き入っておりました。

 

 

そしてまち塾サロン、次回は、10月18日(水)でございます。
なんと、昼の部・夜の部2回開催!!!
テーマは「民泊」!!! いよいよ本格的に進んでいる民泊のイロハをプロフェッショナルな方に聞きながら、ワイワイするサロンです。

詳しくはコチラをクリックくださいませ!

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