松江城の北にある「塩見縄手界隈」
城下町では、縄のように一筋に伸びた道を縄手と言います。
この場所から城が見えることから、かつては「城見縄手」と呼ばれ中級武士の屋敷が並んでいました。
ここに住んでいた塩見小兵衛と云う武士が異例の昇進をしたことから肖り「塩見縄手」と呼ばれるようになりました。
昭和48年に松江市の伝統美観保存地区に指定され、背景の赤山の景観とマッチさせた入母屋造りの建物が保存・活用されています。
この地区には、小泉八雲が熊本に移る前 住んでいた「小泉八雲旧居」「小泉八雲記念館」があります。
小泉八雲旧居
この小泉八雲記念館は、7月にリニューアルされました。
視聴覚ライブラリーが新設されたり、展示品も見やすくなりまました。
近くには、記念公園もあり小泉八雲の胸像が建てられています。
(写真は、平成28年10月に撮影したものです)
今年(平成28年5月)には、新しい「着物レンタル」のお店も出来、観光の方だけでなく、地元の人も気軽に松江城界隈を着物で「まちあるき」を楽しむことが出来ます。
近くの「おみやげや」さんでは、小泉八雲の怪談話にちなんだお菓子も企画・販売されています。
最後に、塩見縄手 中ほどに日本の著名な建築家 菊竹清則さんが設計された「田部美術館」があります。
江戸期の茶道具や、明治・大正の楽山焼・布志名焼の銘品を鑑賞できます。
田部美術館の館内です。
みなさま方も、松江城の北「塩見縄手界隈」を、ぜひ散策してみて下さい。